春。
桜の季節です🌸
桜の名所はたくさんありますが、
有名な場所ほど圧倒的な迫力で桜が出迎えてくれてとても素敵な場所なんですが、
同時に、凄い場所ほどそこに訪れる人々の多さにも覚悟して出掛けます。
でもその混雑さを含めて、訪れた春を楽しむという楽しみ方もあります。
外に出れない、人と会ってはいけないという、
通常ではない状態だったコロナ禍を経験したからかも知れません。
大勢の人が集まって、賑やかにそれぞれの楽しみ方で桜の花を楽しんでいる人達がいる。
そんな賑やかな光景も華やかな花見の風景、景色の一つ。
なんてね。
とは言え、ゆっくりと桜を味わいたい時もまたあるでしょう。
こんなに綺麗で、みんな知らないの?
と独り占めしているような優越感で桜を愛でたり。
もともと桜は身近な花ですから、そんな遠くに行かなくても、
近所の学校や河川敷や駅前がきれいな場所もたくさんあります。
今回は昔から身近な人たちに愛され、生活に溶け込んでいたような場所、
歴史ある建造物を背景に映える桜を巡りたいと思います。
歴史ある建造物と言えば、京都。
京都をぶらっと散策してお花見したいと思います。



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京都府庁旧本館
そこで、以前から気になっていた京都府庁、旧本館を訪れてみました。
古くから親しまれていた京都府庁の旧本館。
歴史ある素敵な建造物です。
明治37年に施工されたレンガ造りの建物で、昭和46年まで京都府庁の本館として利用されてきました。
今も会議室や、カフェも入っていますし、もちろん無料で見学できるよう公開されていますので、
建造物としては現役で活躍しています。
今回、こちらの中庭の桜が素敵だと聞き訪れることにしました。
〈京都府庁旧本館見学案内〉
◎JR京都駅より地下鉄烏丸線「丸太町」下車し、徒歩で15分ほど
◎見学は無料ですが、開館は火~金、第1,3,5週の土曜、午前10~午後5時まで
地下鉄「烏丸御池」駅

ぶらっと京都を散策。
次の地下鉄烏丸線「丸太町」の下車する方が近いのですが、
朝も早く散歩も楽しみたかったのでひとつ手前の「烏丸御池駅」で下車しました。
烏丸通りを北向きに登って歩いてと、京都国際まんがミュージアムが右手に見えます。
そのまま京都の朝の心地よい風を感じながらさらに進むと、すぐに烏丸丸太町の交差点に到着します。
右側前方に大きな緑が見えます。御所です。
御所が大きく広がっています。
京都の街は御所を中心に街づくりがされています。
京都の真ん中、中心です。
道路計画はもちろん建造物も、明治以降の近代化の時代なんて最高の技術で最新の情報をもとに、
作られた建造物も多かったことでしょう。
地下鉄より地上に上がってすぐにおしゃれな建物を発見しました。
門だけでもなかなか重厚です。
あっ、他にもレンガ造りの味わい深い建造物がありました。

こちらはチャペルでした。
そういえば、この近くにある同志社大学も教会と関係がありましたし、
こういった洋風の建造物が、この辺りにたくさんあっても不思議ではなっかたのですね。
あらっ、隣に学校のような。
素敵です✨✨
流石!
学校に桜🌸
これは鉄板の組み合わせです。

こちらは「平安女学院」でした。
歴史を感じる学校が多いです。
二条城も元々はこの辺りにあったようで、「旧二条城」案内板を発見しました。
織田信長が足利将軍の居城として、この辺りの場所に築いたようです。
めっちゃ御所の目前です。
隣。
こんなに近く二条城を作られてたんだと考えると、
御所側からするとうっとしかったろうなぁ、なんて。
家康が京都在住用に今の場所、ちょっと離れたところに築き直し、現在に至ってます。
その案内板を後に少し、数分歩くと、もう見えてきました。
「京都府庁旧本館」に到着しました。

ありました、ありました。
京都府庁、旧本館。
レトロな建物に気を取られながら歩いていますと、あっと言う間に到着しました。
ひときわゴージャスな建造物です。
重要文化財です✨
府庁としての機能は新しい庁舎でほとんど担っていますので、市民の憩いの場に。
でも今回の訪問で初めて知ったのですが、教育庁と文化生活部はこの旧本館にまだあるようで、
すべて新庁舎で業務してると思っていたので、びっくりです。
旧本館、まだまだ現役です。

館内の柱も素敵です✨
一つ一つが安っぽくない本物です。
ドラマなどの撮影にも使われていたようで、
NHK「坂の上の雲」のポスターもデカデカと展示されていました。
とても良いドラマでした✨✨
司馬遼太郎の歴史小説で、本木雅弘、阿部寛が明治維新から近代国家へと進む、
躍動の時代を描いたスケールの大きいドラマでした。
余りのスケールの大きい物語なので、ドラマ化はとても難しいと言われ、
司馬遼太郎本人も許可しなかったとか。
映像技術の進歩もですが、いい役者さんたち揃いで、
私の中では5本の指、いや3本の指に入る傑作です。
あー、どのシーンで使われたんだろう。
また観よう♪
こんな感じのドラマでした✨



このガラスが特殊な加工をされていて、ちょっとわかりにくですが、
全体の微妙な歪みが施されて、それによってわずかに波打って見える景色、
中庭の桜が特におススメだそうです。
中庭をぐるっと囲んで建っている旧本館の2階廊下の窓からは、
見事な桜を楽しむことができます。
でも正面を登って見える特殊な窓ガラスから見える桜が、一味違いますよと案内の方が。
写真家の方なども、ここから撮ったもので入賞されたそうです。
私も頑張って同じアングルでチャレンジしてみました。

皆さん親切な案内の方々で、いろいろと説明を受けることが出来、
楽しく中を見学させてもらいました。
すてきな暖炉もありましたし、食堂も。
でも、食堂とは言っても、エラい方々が食べる場所。
といった感じで、一般の職員は食べるところではなさそうです。
この庁舎自体レンガ造りで、その一部構造も見えるようになっていました。

でもやっぱり窓の外の桜です
廊下の窓から桜があふれています。

レトロな建造物を背景に桜が更に映えています。
中庭の桜たち

無料で見学できますが、立派なパンフレットもいただきました。
外に出て、中庭のベンチで一休みです。
中庭の桜たちにも歴史と個性がありました。
真ん中のひときわ目立つ立派なしだれ桜は、「祇園しだれ桜」
桜で有名な八坂神社の円山公園の初代しだれ桜の種から育った木のようです。
接ぎ木や苗木ではなく、種からとは凄いですね。
種から育った木を、実生木(みしょうぼく)というそうです。
横には「容保桜」
この場所が京都守護職上屋敷跡地であることから、
当時の京都守護職、松平容保公からとって名付けられた桜名だそうです。
先日NHK「八重の桜」を観たばかりだったので、
なんか切ないです。

あっ、ありました!
「はるか桜」です。
東北の「はるか」という品種で、こちらは松平容保公とのご縁から、
ドラマをきっかけに植樹されたようです。
まだ若い木ですね。
NHK大河ドラマ「八重の桜」、主演は綾瀬はるかさんです。
こちらも良かったです。
幕末から明治の激動期を過ごし、のちに同志社大学設立を手掛けたひとり、
新島八重さんの物語です。
こんな感じです。
この近くに同志社大学の校舎がデデーンとありますが、
そこが元薩摩藩藩邸があった場所とは、ドラマを観るまで知りませんでした。
ちょっとこちらの桜は間に合わなっかのか、もう葉っぱがでていました。
足利将軍や武士たちの藩邸がたくさん並び建ち、御所はそれらに囲まれていた時代もあり、
今はその御所に住人はいなくなりましたが、その建物御所は変わらず、変わらないまま時が流れて、
周囲は平安女学院や同志社大学などに変わって、
賑やかな学生たちの声が響いているなんて素敵な変化です。


ランチtime「進々堂」

朝から散歩し、お花見してもまだモーニングも間に合う時間でした。
食べ過ぎないためにも、遅めの時間にボリュームあるしっかりモーニングを食べ、
次は早めの晩御飯。
という一日2食、をたまにすることがあります。
そんな時は美味しそうなモーニングのお店を見つけた時。
今回は「京都府庁旧本館」のすぐ近くに、パンの美味しいお店に。
京都に来たら「進々堂」です。

オニオングラタンスープだったと思います。
美味しかったです✨✨
ぶらり京都「六角堂」

このままJR京都駅くらいまで散歩するつもりで、ちょっと寄り道。
「六角堂」
「劇場版名探偵コナン 迷宮のクロスワード」のロケ地。
聖地です。
ちょうど桜の良い季節。

すぐ隣の建物が、上から見えますよ、とわざわざ案内板を立ててくれてました。
展望スペースはありませんが、外が見えるエレベーターから良く見えますと。
では、せっかくなので乗ってみましょう♪

おー👏👏
素敵です✨
ちょっと写真の角度が良くなかったので、屋根の六角が一部しか映っていませんが、
ここから六角の屋根が確認できます。


「新風館」

更に南に歩いていくと、「新風館」
いろいろテナントは変わっているようですが、
久しぶりに訪れると賑わいが以前よりあるようです。
新しいお店がたくさん♪

館内の緑もしっかりしてます。
ああ、以前ここに来た頃は植えたばかりだったのか、細い若い木々でした。
素敵な都会の憩いの場です。
「DEAN&DELUCA 京都」

「DEAN&DELUCA 京都」
赤レンガの素敵なお店を発見。
デリカデッセンで、イートインでもテイクアウトも雑貨や食品も販売しています。
何も買わなくても楽しめます。
ちょっと休憩にちょうど良いです。
京都の散歩はいつ訪れても飽きることがありません。
今回はこのくらいで。
また、ぶらり京都を散歩したいと思います。
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