
坂本城跡の案内を見てびっくり。
琵琶湖岸にそびえ立っていました。
勝手な私の思い込みで坂本城は山手にあると想像していたので、
この発見にはとても驚きました。
昨年脚光を浴びたこともあり、一度見に行きたくてうずうずしておりました。
地元で無料配布されてたビラを参考に、こんな順番で散策してみることにしました。
坂本城跡(坂本城跡公園)
坂本城跡公園

滋賀県の公式サイトによると、
坂本城跡の近くに無料駐車場付きの坂本城跡公園が整備されいるとのことで、
こちらに車を停めて周囲を探索することにしました。
その公園に着いてみると、立派な明智光秀公の石像が静かに
南の大津方面を望んで、佇んでいました。
周囲は紅葉づき始めて、静かでいい場所です。
実際の坂本城はここ、石像の明智光秀公の立っている場所より、後方に建っていたそうで、
数年前に水不足で琵琶湖の水位がかつてないほど下がってしまった時に、
湖底から坂本城の石垣の一部が出てきたとニュースになっていました。




明智塚

この坂本城跡公園のすぐ近くに明智塚があるとのことで、
念のため場所をナビにセットして探索しました。
告知通り徒歩3分ほどの場所でした。
思わず通り過ぎてしまうほど、ひっそりと。
実際にここは何があった場所でしょうか。
「塚」とはお墓とも。
地元広報の案内には、
「坂本城で戦死した将兵を祀る。光秀の墓所」
「光秀の刀、郷義弘が埋蔵されいる」
とも。
農民に首をうちとられて、お墓はなかったと、確か学校で習ったような。

道路沿いではありましたが、小さく、ひっそりとした塚。
綺麗に手入れされている状態で、時の権力闘争に負けて、
歴史の表舞台から退場させられ、謀反人となってしまっても、
地元では静かに大切にされ続けていたのかなと感じました。
坂本城址

更に数分歩くと、「坂本城址」が。
坂本城は本能寺の変後焼け落ち、羽柴長秀によって再建されました。
琵琶湖岸、京都までの陸路も水路においても交通の要としても重要な場所であったようです。

ぐるっと見回して、どこにも説明書きはありませんでしたが、
湖中から出てきた時の、坂本城の石垣の一部でしょうか。
西教寺~明智一族の菩提寺

ここまで来たら、明智一族のお墓がある、西教寺に行っておきたいなと、
少し離れていましたが、車で移動し訪問しました。
と言っても、車で数分の距離でしょうか。


紅葉には少し早いようでしたが、こちらも静かでとても良い場所です。
足元をよく見ると、大津絵が描かれた行灯で紅葉ライトアップの準備されていました。
こちらは少し山手に登った場所に、琵琶湖を望むように建っていました。

せっかくなので、本堂を見学させていただきました。
本堂の中は写真撮影ができませんので、本堂裏手の眺めをお裾分け。
少しだけ紅葉が始まっておりました。

入口でいただいた案内図に沿って進んでいくと、目的の場所が。
「明智光秀公」と書かれています。
公式には、ここ西教寺は「妻煕子の墓の祀られているところ。」
やはり、密かに、光秀公も祀られているのでしょうか。

可愛らしい明智ひろ子さんの案内板




最後に、「麒麟がくる」再び

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
2020年1月19日から2021年2月7日まで放送
【出演】
長谷川博己 染谷将太 川口春奈 本木雅弘
【ストーリー】
明智光秀という、歴史の敗者からの視点。
歴史は勝者が作るとはよく言ったもので、
敗者としてあまりにも有名に定着されていた人物を取り上げての大河ドラマでした。
魅力ある美濃の斎藤道三から始まり、
新しいイメージの織田信長。
こういった解釈でこの時代の人間関係を描くのかと、毎週楽しませてもらいました。
時期もコロナ騒動真っ只中だったこともあり、製作側の大変さも感じられ、
最後まで見れるのか心配しましたが、異例の年明けまで延長放送。
本能寺の変という、誰もが知っている最終回に向けて、どう終わるのか、
想像を膨らませ、終わって欲しくないないけど早く見たいと。
期待を裏切らない新しい解釈の最後でした。
よかったです(≧▽≦)。
これまでにない明智光秀と織田信長の関係。
歴史の常識が変わりました。
こちらから観れます⇓

