片付けをすると決め、最初はわかりやすいものから処理したとして、
作業が順調に進んでいったとしても、
広い範囲、家一軒になるとかなりの量に、時間と労力を要し、
どこまでいつまで続けらるものでしょうか。
50代の断捨離は、処分してものを減らし日々の生活をスッキリさせるだけでなく、
管理しやすくなったことで出来た空いた時間と心の余裕で。
60代、70代に向けての生活スタイルに変える、というところまで到着したいものです。
最後まで、納得のいくところまでの片付け。
そのためには、モチベーションの維持、片付け続けるという気持ちの維持が必要となってきます。
我が家だと約20年間、私だけの持ち物でも、約50年間の蓄積されたものを処理する、
断捨離していくのは、そうとうの重労働です。
そして精神的にも、かなりの気合が必要になります。

転居、引っ越しなど半強制的な行事が時々あれば、もう少し状況は違ったかもしれませんが、
そんなこともなく、自由気ままに蓄積されたものが、綺麗に(?)陳列、整理されています。
断捨離方法、おすすめ本、ブログなどはたくさん出版されていますが、
期間を決めて始めたら、長引かせると気持ちがダレてしまい非効率になるので、
早く終えさせることを推奨しています。
確かに新しくスッキリさせた部屋で、新しい暮らし方に早く移り、
次の時代60代、70代を楽しく明るく過ごすための模索に移りたいものです。
でも、なかなかそこまでの思い切りができません。
一旦は取り掛かるのですが、やっぱり捨てれない、片付けれないと、
断念してしまうことも少なくありません。
時間がかかると迷いも増え、決断力も低下し、捨てるものも減ってしまい、
結果時間だけがだらだらと過ぎ、気が付くと片付けることを止め、あげくに断捨離をやめてしまうことにもなりかねません。
だからこそ、短期間で片付けてしまう、という方法は理にかなっています。
でも、人には向き不向きがあります。
短期間に仕上げられるほどの強い決断力は持っていませんので、
何度かに分けて集中して片付けていくことにしました。
その場合、期間としては長くなってしまうのです。
そこで、モチベーション、片付けたいという気持ちの維持が必要となってくるのです。
途中でやめてしまっては、元も子もありません。
断捨離を目標の最終地点まで続けるために、断捨離の取り組み方から、気持ちの整理などから、
モチベーション維持の方法を考えてみることにしました。
人それぞれ考え方も違いますし、どれかかひとつでもどなたかのモチベーション維持に、
役立つことが出来れば幸いです。

分散、短期集中で片付け

将来引っ越し、転居などの予定があると、いつまでという期日が決まっていますので、
途中でイヤになってもやめる訳にいきません。
そんな時、思い切って捨ててしまうか、箱に詰めて見ないふりをして、持っていくか。
となってしまうのではないでしょうか。
決める決断力が強制的な期限を設けれることで、何らかの処分できることは素晴らしいですが
そこで、この部屋だけ、このエリアだけと、片付ける場所と、
片付けにかける時間を、午前中だけ、今日だけなど、
少しづつ短期間にしぼって設定して実行してみましょう。
短期間集中で片付けることで、集中力を維持させます。
時間をかけ過ぎても、集中力が低下して気持ちが他に逸れ、決断力も低下し、
迷うものが増えていきます。
挙句に広げ過ぎた物の収拾に途方に暮れることにもなりかねません。
人間が集中できる時間は短いものです。
無理すると疲れて、何もかもやる気さえ失ってしまいます。
時間を区切って、片付けを行いましょう。
いつも気になる、片付けたい場所から

いつも気になっている、出来ればよく見えるところから、取り掛かかるのもひとつもの方法です。
日頃気なっている場所だけでも、スッキリさせるこどが出来たら、
その場所を見るだけで、気分が爽快になります。
いつも見える場所だから、その片付けられた場所をいつも見て、いつもいい気持になりましょう。
ここがこんなにすっきりしたのだから、こっちのこの場所も、と思えるように。
例えば、空いたスペースをローリングストックの置き場所などに利用し、
その場所を広く取ることができれば、管理しやすくなり、本来の役目を十分に果たしやすくなります。
すっきりさせたことで得た使いやすさを感じることで、ポジティブな気持ちにさせます。
自分で自分がポジティブになるように、真っ先に日頃から気になる場所を、
自分好みにスッキリとさせて、自分自身に見せつけましょう。
ゴミ袋いっぱい捨てて、満足感を得る

いったん置いておく一時保管スペースを決めておきます。
頑張って断捨離を進めていくと、ゴミが大量に発生します。
ゴミ収集日までそこに溜めて、少しづつ持っていくか、ゴミ収集の持ち込みを利用するか、
分別もしなくてはいけませんし、とにかく一旦まとめて置いておく場所を広めに決めておきます。
そこに、決めれない、捨てる、処分しきれないものが出てきたら、
一時保管して置いておきます。
出来れば、箱や紙袋に詰めて封をして、まとめておきましょう。
考える時間を自分に与え、物を一時保管に移動させることで、元の場所にスペースを空けます。
空いたスペースは自分好みのスッキリとした模様替えをサッサと済ませてしまいましょう。
しばらく経って、それら保管物を処分するも良し、もう少し置いておくもよし。
捨てるかもしれない置き場所に、積み上げられた荷物が増えていくと、
また何か思うものが出てくるかも知れません
日常のごみ収集時のゴミ袋を、毎回いっぱいにする。

地域にもよりますが、燃えるゴミは週2回くらいでしょうか。
近頃は、45Lの指定袋に特別なことがない限り、空いた状態でゴミを出します。
家族が減ってからはさらに少なく、ひどい時は半分くらいで出すこともあります。
ゴミ袋がガサガサの空いた状態だと、何だか損をしている気分になるのは私だけでしょうか。
不思議とゴミ袋いっぱいにして処分すると、何だかいっぱい頑張った気がして、
変な達成感が沸いてきます。
だから、このゴミ袋を毎回いっぱいにすることを目指しています。
ゴミ袋が毎回いっぱいになるように、一時保管場所から補充して捨てていきます。
これが続くとゴミ袋が空いていると、捨てるものを探してしまいます。
ゴミ収集時に一気にゴミ袋を出し過ぎて、ご近所に迷惑をかけず、個別に持ち込み焼却にも行かず、
使用するゴミ袋の数を減らして、エコにも貢献です。
毎回のゴミ袋をいっぱいにして、達成感を得ましょう。
なぜ今断捨離をする?

それぞれ人によって、断捨離を始めようと考えた理由があります。
私の場合は、
50代終活に向けて生活スタイルの転換
漠然と考えてはいましたが、息子たちが独立してから暮らし方。
食事や生活リズム、生活スタイル、の変更は想定していましたが、これからの暮らし方、楽しみ方の模索の時期でもあるのだと、改めて感じました。
50代の今、何をどう考え、何を目指して何をしていくのか。
試すことも出来るし、失敗することも出来る。
今だから気づいたこともたくさんあります。
老後の不安

健康な状態であっても、年齢と共に衰えていくという現実からは逃れられません。
家族4人で暮らすには丁度よい広さであっても、ふたりだけでも広すぎます。
掃除だけでもたいへん。
田舎暮らしなので、庭の手入れもどこまでできるのか。
草刈りだけでも、今でも腰への負担が、ヤバい状態です。
かなり除草剤の助けを借りています。
これから、楽になっていくことは考えにくく、おそらく同じことでもだんだん重労働に感じられるようになるでしょう。
これで、怪我や病気になんてなってしまったら、、、。
もうちょっとした転倒でも命取りです。
60代、70代の年齢にあった暮らし方、無理なく暮らすこと、暮らせることが、
いつまでも元気に楽しく過ごせコツのような気がしてなりません。
息子たちに負の遺産を残したくない。

近頃は住む人がいなくなった空き家を相続で引き継ぎ、
固定資産税をはじめ、金銭的な維持費や、空き家を管理することの大変さが
問題になっています。
不思議なもので、人の住まなくなった住居ほど、寂しく、傷むのも早いもので、
すぐに荒れ家になってしまいかねません。
思入れのある実家だとしても、持っているだけでお金もかかりますし、
外構から荒れ放題にしていては、防犯上もよくありません。
家にとっても居住者の居ない状態はよくない状態のようで、荒廃に拍車をかけてしまいます。
場所が田舎でもありますし、住人が居ない状態になるなら、
どうするのか早く決断することが、何より賢い選択と言えるでしょう。
いずれ誰かが片付ける

どちらが先にしろ、我々夫婦がいなくなると、息子たちが後を引き継ぎます。
何をどう引き継ぐのか、何がどうなっているのか、わかることでもないし、
知り得ることではありませんが、ただ後始末の責任を負うのは彼らです。
今ちまたで流行っている業者に依頼して片付けてもらうととても楽ですが、
当たり前ですが費用がかかります。
出来ることなら、なるべく迷惑をかけずに、わずかな費用でも残せるものなら無駄なく残してやりたい。
今後問題になるであろうとわかっているのに、何もせずに丸投げという訳にはいきません。
いつでも身軽に

高齢者にとって便利な住居に転居
夫婦だけ、自分だけになると、そんなに広い部屋も必要がありませんし、
住居が小さくなると、そこにかかる掃除などメンテナンス作業もぐっと減ります。
生活に合わせた住み替えの可能性が起きるかもしれない。
居住地も買い物や病院に通いやすく、公共交通機関を利用することも増えるかも知れず、
どういった便利さを求めるのか、予想もつきませんが、ただ住み替えたいと思った時に、
身軽に立ち上がれるようにしておきたい。
そう考えると、高齢になってからの片付け大変です。
その前に、まだ元気で体力のある60代、50代で行い、その後は物をあまり増やさない生活スタイルに切り替える。というのがベストじゃないでしょうか。
いつでも身軽に
どこにでも転居できるように。
目的達成に向けて

・作業時間は短めで区切り、片付けるエリアも小分けして取り掛かることで、
集中力が途切れないようにします。
・物が減り、そのすっきりさせた場所、部屋を、少しづつ自分好みの新しい役割の場所に変えて、
出来れば断捨離の成果を自分自身に見せ、気持ちをポジティブにしていきましょう。
・今までごちゃごちゃしていたものを、管理しやすいだけの量に減らすことで、
日々の掃除など手間も減ります。
楽になったことを実感、たくさんのゴミを処分して片付けているという実感、
それらから得る満足感でポジティブな気持ちを持ちましょう。
・なぜ断捨離をしようと思ったか、最初の考えを時には振り返りましょう。
時には片付けることを一旦ストップし、期間を空けてもいいと思います。
ただ、断捨離を始めようと思った理由がはっきりしていると、また始めたくなると思います。
一時立ち止まりつつ、また少しづつでも動くことで、いつかは目的地点に到着できます。
少なくとも頭の片隅に50代の断捨離があると、買い物をするときに少し考えるようになりますので、無駄な買い物は減っています。
・自分の持ち物は自分で片付け、住みたいところにいつでも住み変われるように。
