尾道三部作、新三部作とは。大林宣彦監督の映画の舞台「尾道」にて。

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「尾道」三部作

「転校生」1982年

【出演】 小林聡美 尾美としのり ほか

尾道を舞台に中学校に転校してきた女の子と一字違いの名前を持つ男の子が、
ある日入れ替わってしまうという、SFファンタジー 。

今ならよくある入れ替わりストーリー。
公開された頃はとても斬新な話で、更に出演されてた方々皆さんがとても魅力的に演じられて、
とても面白かった映画です。

今見ても古さを感じさせない、楽しめる作品です。

「時をかける少女」1983年

原田知世が初主演で、当時とても話題に。

初々しく、可愛いですよ。

この作品はこちらから鑑賞出来ました。↓

「さびしんぼう」1985年

【主演】 冨田靖子 尾美としのり ほか

当時ストーリーより、富田靖子の白塗りのメイクがとても不気味で、
観ることが出来なかったことを思い出される。

この作品はこちらから鑑賞出来ました。↓

「尾道」新三部作

「ふたり」1991年

【出演】 石田ひかり 中島朋子 尾美としのり 富士純子 岸部一徳  ほか

事故で姉を亡くした妹が、幽霊となって時々現れる姉に励まされながら、成長していく。
とても悲しい出来事がベースにあるはずなのに、
その悲しさより静かな叙情的景色や音楽と一緒に、
大切な人を失った後の、
残された人たちは当たり前にめぐってくる日常を静かに過ごしていくことで、
より切なさを募らせる。

私の中ではベスト3に入るくらい好きな作品です。

どこか懐かしいような尾道の風景と静かに流れる歌も印象的でとてもよかった。

その主題歌「草の想い」は、大林宣彦監督自身が映画のために作詞を手掛けて製作に携わり、
更に歌まで歌っていたことを後で知り、驚いたことを思い出しました。
作品の中でこの姉妹も口ずさみ、
後に、姉役の中島朋子がシングルカット版で販売されています。

「あした」1995年

【出演】 高橋かおり 植木等 峰岸徹 原田知世 宝生舞 ほか

船が難破し、亡くなったであろう乗船客たちが、
消息不明になって3か月後に現れる。

それはまるで、突然起こった別れに哀れんだ海の神様が、
大切な人との別れのひと時を作ってくれたかのように。

「あの、夏の日 とんでろ じいちゃん」1999年

【出演】 厚木拓郎 小林桂樹 菅井きん 宮崎あおい ほか 

製作された20年前より、更にレトロ感を出した作品でしょうか。

いい感じの懐かしさの漂う尾道の雰囲気。今と昔。

尾道の田舎で昔のまま暮らすおじいちゃんと、
素直で純粋な街から来た孫とのほのぼのとしたひと夏の不思議な話。

撮影技術などはさすがに古さを感じますが、
ストーリー、展開などは、今見ても興味深く、面白く 思いがけず良い作品に巡り合った感で、
最後まで、時間を感じさせず見入ってしまいました。

ただ、今の時代だと、セクハラになりそうな、無意味なお色気シーンが多過ぎました。

どれもちょっとしたシーンですが、あの頃の映画製作にはこれくらい 含めとかないと、
成り立たなかったのかと、勘ぐってしまうくらいでした。

特にあの友たちになった田舎の女の子、あんなにお色気をアピールしなくても。

同じ頃の子で純朴にしておけば、可愛い夏の思い出も更にキラキラしたのになぁ

前の2作品が良かっただけにその辺りが残念。

とても残念。

そういった部分がなければ、もっと名作として名を残しただろうに。

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その他

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」2019年

【出演】 厚木拓郎 細田善彦 成美璃庫 ほか

20年ぶりに尾道で撮影された約3時間の大作。

大林宣彦監督の遺作となりました。

戦争を知らない現代の若者たちが過去にタイムスリップスリップすることで、
戦争の愚かさを伝える。

戦争映画なのにコミカルに、時にはミュージカルも交えてのエンターテインメントな作品に仕上げています。

興味のある方はぜひご鑑賞を。

こちらから鑑賞できます。↓

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